きゃりーぱみゅぱみゅレビュー - 奇妙な甘さのJ-pop | The Guardian


英ガーディアン紙のウェブサイトは、5月1日、「きゃりーぱみゅぱみゅレビュー - 奇妙な甘さのJ-pop」というレビュー記事を掲載した。
きゃりーぱみゅぱみゅは、2月から、2度目の世界ツアー"NANDA COLLECTION WORLD TOUR 2014"を行っている。今回のツアーでは、米国、アジア、ヨーロッパなどの11カ国で16公演が行われる予定。 
4月29日には、ロンドンのShepherd's Bush Empireでコンサートを行っている。

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Nanda Collection チケットが完売したきゃりーのロンドン・ギグは、巨大な遊戯室で行われた。ステージの一方にはビックリ箱があり、もう一方には折りたたみ式のベッドが置かれていた。まるで、くるみ割り人形が、サイケデリックな子供向けテレビ番組に紛れ込んだかのようだった。
21歳のきゃりーは、巨大な目、完璧になめらかなキャラメル色の毛、ふわふわしたウサギの耳を持つ、おとぎ話の主人公のようだった。これこそがカワイイ(Cuteなものを意味する日本語)ものなのだが、ちょっと奇妙でもある。
きゃりーの歌も、同じように、「甘いけどちょっと不吉」な印象を与える。綿菓子の中に閉じ込められたような、あるいは、キラキラする砂糖を摂り過ぎたような。
Kyary Pamyu Pamyu review - freakish saccharine J-pop | The Guardian

5月1日付けのVanity Hypeのレビューでは、ライブ中は日本語を話していたきゃりーの「時折話す英語が、きゃりーのキュートなイメージを増幅させた」という感想を述べている。[^††]

また、きゃりーは、The Arcadeのインタビューにおいて、ヨーロッパのファンについて、「とてもエネルギッシュでエキサイトしていた。彼らは、とても良いリアクションをくれる。そこは日本のファンと違うところ」と答えている。†††

海外では「日本のレディ・ガガ」と紹介されることの多いきゃりーだが、実際にコンサートを観たレビュアーの多くは、その印象を改めたようだ。

[^††]: Review: Kyary Pamyu Pamyu In London | VanityHype magazine

††† Interview: Kyary Pamyu Pamyu | The Arcade

Nanda Collection [Import]

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