生まれつき議員に適している - The Economist
イギリスの経済誌The Economistのウェブサイトは、11月29日、「生まれつき議員に適している」というタイトルの、日本の政界における世襲をテーマとした記事を掲載しました(タイトルは"To the manner born"「生まれつき適している」という慣用句のもじり)。
記事では、まず、「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」という日本政界の格言を紹介している。
そして、「ぼっちゃん」という日本語をwell-born "brats"(良家のこども)と解説し、自民党の国会議員の5分の2以上が、これに該当するとしている。
「ぼっちゃん」は日本にとって悪いことなのか? という問いに対して、安倍晋三首相は、その祖父である岸信介がめざした憲法改正への情熱を受け継いでおり、それが政治的な弱点になっている、と指摘する。
また、世襲議員は、その議員を選んだ利益団体に対峙することができない、とも指摘している。