日本は数千発の核兵器をつくるために十分プルトニウムを保有している - Foreign Policy
国際情報誌のForeign Policyのウェブサイトは、1日、「日本は数千発の核兵器をつくるために十分プルトニウムを保有している」というジェフリー・ルイスによるコラムを掲載しました。
コラムは、筆者のジェフリー・ルイスが、坂本龍一のファンである、との自己紹介から始まる。
そして、坂本龍一は、STOP ROKKASHO(ストップロッカショ)という反原発運動を展開していることも紹介する。
青森県六カ所村では、原子力発電の使用済み核燃料から、ウランとプルトニウムを取り出す再処理施設が試験運転している。
しかし、プルトニウムを使用する高速増殖炉もんじゅは事故続きで稼働できないために、いまやプルトニウムは10tを超えている。これは、数千発の核兵器をつくることのできる量で、核不拡散に関する問題をはらんでいる。
六カ所村の再処理施設の本格運転は2016年3月に延期されている。ジェフリー・ルイスは、この遅れは、日本が再処理プロセスの安全性を見直す上で良い機会になるだろう、と指摘している。
坂本龍一がキャンペーンを続け、YMOを再結成することになるかもしれないが、日本が、将来を見据えた方針転換をすることを期待する、と記事を結んでいる。