ほんとうに日本人はサンタを十字架にはりつけにしたのか? | The Indepenent


イギリスのインディペンデント紙は、17日、「ほんとうに日本人はサンタを十字架にはりつけにしたのか?」という記事を掲載しました。 第二次大戦が終了し、アメリカ軍の占領が始まった頃、初めてクリスマスに接した日本人は、なにを勘違いしたのか、サンタを十字架にはりつけにして祝った――というエピソードが欧米では知られています。 しかし、この伝説は本当のことなのか、について、同紙のTim Willis記者は検証しています。

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記事によると、このエピソードは、欧米のメディアに繰り返し登場する伝説である、という。たとえば、1993年の英エコノミスト誌、あるいは、1995年の米ワシントン・ポスト紙などにも取り上げられている。しかし、どの記事も、実際に目撃した人の証言や写真などは無かったという。記事によって年代も異なり、1940年代、60年代、80年代とさまざまだが、場所は東京か京都に限られているという。

Did Japanese workers really get their symbols mixed up and display Santa on a crucifix? - Christmas Entertainment - Christmas - The Independent

1990年代になってから さまざまな伝説を検証するサイトSnopesの"Santa Hung on a Cross in Japan?"という記事によると、この伝説が欧米で伝えられるようになったのは、1990年代前半からで、思ったよりも最近のことのようです。日本企業がアメリカやヨーロッパに進出するようになったことが、きっかけではないか? と分析しています。海外のものをなんでも取り入れる日本人ですから、あながち間違いでもないだろう、と思われたのかもしれませんね。