日本の"ジュニア・アイドル"産業の繁栄により性的な少女がアマゾンに陳列される - Bloomberg


アメリカの通信社Bloombergは、20日、「日本の"ジュニア・アイドル"産業の繁栄により性的な少女がアマゾンに陳列される」という記事を掲載しました。
この記事は、"母親が「キャンディ」検索で驚愕-通販サイトに女児性的画像"というタイトルで翻訳されていますが、そのなかで翻訳されていない部分を中心に紹介します。
記事は、「児童ポルノ禁止法」が成立して五ヶ月たつものの、依然として、アマゾン、楽天、ヤフー・ジャパンなどで、児童ポルノに類すると思われる商品が陳列されている、と指摘しています。
記事で取りあげられているのは、『Candy Doll Collection』という少女を写したDVDですが、これについてヤフーが警察に問い合わせたところ、「法的に問題は無い」との回答を得たそうです。一方、アマゾンと楽天では、取材時点で、すでに『Candy Doll Collection』を購入することはできなくなっていたようです。

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記事の翻訳されていない部分によると、児童ポルノの販売業者は、最高500万円の罰金か5年の懲役が課されるという。ただし、児童ポルノの指摘があってから適切な期間内(二週間以内)に販売を中止すれば、訴追されないという。
これに対して、アメリカで児童ポルノの販売で有罪となると、最大40年の懲役となる、という。
また、米国務省がまとめた2013年人権レポートによると、日本が児童ポルノの国際的なハブになっている、という認識を持っているようだ。
アマゾン・ジャパンがポルノの販売で批判されたのは、これが初めてではない。また、日本での児童ポルノに関する捜査件数は増加傾向にあるという。

Sexed-Up Little Girls Displayed on Amazon as Japan's 'Junior Idol' Industry Thrives - Bloomberg

Child Porn 6月18日、日本で「児童ポルノ禁止法」が成立した際には、海外でも多くのメディアが報じました。BBCでは、「これまで日本は、OECD加盟34ヶ国のうち、児童ポルノを禁止する法律を持たない唯一の国であった」と伝えています。
Japan bans child pornography possession - BBC News
また、漫画、アニメ、ゲームにおける児童ポルノは規制の対象外であることを、BBCは6月20日の動画ニュースで伝えています。
Dark net child abuse images 'epidemic'
児童ポルノについては、海外の厳しい基準が、日本にも求められているようです。