なぜ新しいミス日本は"十分な日本人"でないのか? | Hindustan Times


インドの英字紙Hindustan Timesは、3月27日、「なぜ新しいミス日本は"十分な日本人"でないのか?」という記事を掲載しました。
ミス・ユニバース日本代表として、日本人とアメリカ黒人のハーフである宮本エリアナさんが選ばれましたが、このことに対して、日本国内で批判的な声があがったことを取り上げた記事です。
宮本エリアナさんは、長崎生まれで、アメリカの高校に通うまでは、日本語を母語として日本で育てられました。 
この話題については、欧米系のメディアの多くで取り上げられましたが、日本と同じアジアのインドでも話題になっているようです。

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Hindustan Times紙の記事では、宮本エリアナさんへの批判的なツイートな意見を紹介する一方で、宮本さんがミス・ユニバース日本代表に選ばれたことに対する賛意を示したツイートも紹介している。
これらの意見は、彼女が日本国籍であるか否か、日本を愛しているか否か、日本で生まれ日本で育ったか否か、が重要な問題と見なしていると伝えている。
また、日本人でないとみなすことは、「時代遅れである」との意見も伝えている。

Half-Japanese, half-black: Why new Miss Japan isn't 'Japanese enough'

Hafu この話題について触れた記事の多くが、日本ではHafuという言葉がある、と紹介しています。3月20日付けの米ワシントン・ポスト紙は、日本ではハーフが増えつつある、と伝えています。 
Why some critics think Japan’s Miss Universe contestant isn’t Japanese enough - The Washington Post
また、この話題に触れた欧米メディアの記事の多くが、Kotakuという日本のオタク文化を伝えるカルチャー・ニュース・サイトの英文記事を引用しています。同サイトが、日本語の書き込みやツイートを英語に翻訳したことが、このニュースを世界に広めるきっかけとなったようです。 
The Face of Japan Is Changing, But Some Aren't Ready
日本人からみると、さまざまな面で保守的にみえるインド人ですが、この問題に関しては日本人は「時代遅れ」と移っているようです。